フランス7つの謎 (文春新書)



フランス7つの謎 (文春新書)
フランス7つの謎 (文春新書)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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小田中さんの授業は面白そう!

タイトルに惹かれて中を見てみると、7つの謎とは次のことだ。

・なぜ政教分離を巡って延々と議論が続くのか
・なぜいつでもどこでもストに出会うのか
・なぜ標識がバイリンガル表記なのか
・なぜマクドナルドを解体すると拍手喝采されるのか
・なぜアメリカを目の敵にするのか
・なぜ大学生がストライキをするのか
・なぜ美味しいフォーやクスクスが食べられるのか

このうち、ぼくも不思議に思っていたことはストが多いこととフォーとクスクスが国民食であることの2つだけだった。
あとの5つは興味を持って読み進むことが出来、かつフランスの歴史をかじることができた。

この本の著者小田中さんはストリーテラーです。話し上手です。
学者の先生ですが、きっとこの人の授業は面白いのではなかろうかと思いました。
正直物足りなさが

フランスといえばファッションやグルメ。
もしくは近年多発する人種暴動かな。
わかっているようわかっていないフランスという国。
フランス社会経済史が専門の著者がそんなフランスの不可解な部分から7つのテーマを取り上げ、歴史的な背景を解説しながらわかりやすく分析している。

私としては正直物足りなかった。
ある程度興味を持って国際社会情勢をチェックしている人には周知の事実といえるようなものが大半。まあ、それでも政教分離やスト、移民の問題などフランス社会の特長といえる事象とその背景についてコンパクトにまとめているので、現代フランス社会入門としては悪くないと言える。
第2の謎「なぜいつでもどこでもストに出会うのか?」に背景として説明されている労働運動の歴史だけはこれまで守備範囲外の領域だったせいもあるが、全く知らなかったので得るところが多かった。

同じ著者の『歴史学ってなんだ?』は非常に楽しく読めたが・・・
どちらも大学1年生あたりを想定した本のように感じるが、著者の哲学や思想が入るよちが少ない分、この本には物足りなさを感じた。

歴史から紐解くフランス

 この本は、7つの章に分けて歴史的な背景を中心に、現在のフランスがどのように成り立っていったのかを平易に説明している本です。

 例えば最近まで問題にされているイスラム女性に対する「スカーフ事件」がフランス史における政教分離のあり方の根本にかかわる問題であることや、「マクドナルド解体」を巡るフランス人の対アメリカ観の変遷、さらには「バイリンガル表記」についてはフランスにおける「国民」の成立過程や政治制度にさかのぼっての説明や日本における「単一民族神話」への批判をするなど、読んでみてもフランスについての的確な指摘にはいちいち納得した次第です。

 そういう意味で、フランスの概要を知る上でこの本は良著としてお勧めできる作品です。
学生におすすめ

 この本は、著者の別本『歴史学ってなんだ?』と同様に、歴史学をこれから本格的に勉強しようと思っている人にとって、格好の入門書といったところか。今まで日常生活の中で何気なくやり過ごしていた事象に、歴史的な経緯があることが再認識させられる。著者のフランス滞在体験から、日本人にとって「なぜ、どうして?」と映るフランス社会の常識を、歴史的にさかのぼって答えを捜し求めていく。その姿勢は、大学で歴史学を専攻する学生の卒業論文のお手本となるだろう。しかし、テーマが7つもあるので、「ふーん、そうだったのか」と感心して次のページをめくるともうおしまい、という感じで多少物足りなさも残る。また、この本の中の「読書案内」で紹介される本の数々は、一般の社会人にとって到底読みきれる量ではないように思われる。したがって、繰り返すが、この本はこれから歴史学を本格的に勉強しようと思っている若人にお勧めする。
考えるための本

フランス語を勉強しているので、漠然とフランスに関する本が読んで見たいと思い手に取りました。

確かにフランス2のニュースをBSで見ていると、デモが多いんです。
そのデモの多さは何ゆえに、日本ではデモに関する報道はほとんどないので疑問に思っていました。
明快な答え、もしくは筆者の解釈が記されているのですが、それ以上に読者がより深く考察できるように専門的な書物の案内も出ていました。
親切な本のつくりだと思います。
この本一冊で知った気にならないで、次のステップに進めるような本の構造になっています。

日本とフランスの比較も何度かしていますが、優劣をつけるための比較ではなく、日本はどうなのかを見るための比較をしています。
優劣に意味や意義を見出すのは無駄なことではないでしょうか。
海外の国を紹介する本の中には優劣をつけることに終始している本もあります。

自分を知るのに他者が必要なように、自国を知るのに他国が必要だと思います。
この本の全体を通して見えてくる物事は、フランスの紹介ではなくて、フランスと比較して日本はどうなのか、どういう道のりを近現代で辿ってきたのかということです。



文藝春秋
知っていそうで知らないフランス―愛すべきトンデモ民主主義国 (平凡社新書)
フランス史10講 (岩波新書)
フランス三昧 (中公新書)
移民と現代フランス―フランスは「住めば都」か (集英社新書)
シラクのフランス (岩波新書)




フランス7つの謎 (文春新書)

フランスと脱植民地化

フランス革命についての省察〈上〉 (岩波文庫)

フランス革命の省察

フランス革命史〈下〉 (中公文庫)

フランス革命史〈上〉 (中公文庫)

フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書)

フランス現代史―英雄の時代から保革共存へ (中公新書)

フランス三昧 (中公新書)

フランス史 (新版世界各国史)




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