フランス革命史〈上〉 (中公文庫)



フランス革命史〈上〉 (中公文庫)
フランス革命史〈上〉 (中公文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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全巻翻訳希望

ミシュレのこの本が高評価なのは当然としても、この本自体には高い評価は与えたくない。
もともとは「世界の名著」(昔図書館によくありました。古書店でもよく見かけます)の一冊として収められてい
たものでした。今回それを改めて文庫化したわですが、結局のところ、抄訳+リライト要約版(ミシュレ本人
が書いたものを訳したのは二割程度)のままなわけです。40年も経っているのだから単純に文庫化してしまう
だけっていうのは如何なものでしょう?40年前は要約せざるを得なかった事情をそのまま今に引きずる必
要はないと思うのですが。何といっても生誕200年を記念して1998年には「ミシュレ伝」も翻訳されていると
いうのに・・・
もし、これが筑摩学芸文庫や岩波文庫だったらまちがいなく全巻翻訳して文庫で出版していたと思うので
(そして間違いなく自分は買っていたので)、ひどく残念です。
マチエの「フランス大革命」より遥にいいと思うんですけどね。
歴史は文学なり

……と再認識させるに十分な本である。
現代的な客観性を装った歴史書とは違うので、この手の本を読み慣れていない人には読み進めるのにつらいものがあると思う。
書かれた時が、対象から大きく隔たっていないことも大きな要因だと思われ、その結果、迫力、臨場感は十分ある。
知識としてフランス革命の経緯、顛末を知るための本ではなく、感覚としてフランス革命の雰囲気を知るためであれば☆4?5で文句ありません。
フランス万歳!

ミシュレは生粋のフランス人だ。愛して止まない、愛国心があふれ出てくる。女は偉大だ。尊敬の念があふれ出ている。イギリスは大嫌いだ!フランス一番!、、、、フランスの事がこの本を読むとだんだん気になってくる。この本はなかなか読む速度が上がらなかった。読みにくいわけでは無いのに、何故だろう?何故だろう、この本は恐怖政治を疑似体験できる。信念、勇気、自己犠牲、そして殉教。共和制。社会主義。封建社会。カトリック。何でもある。何でもあり。  学校の教科書で習ったフランス革命は数行、全然違う。涙も出ない。怖くもない。希望もない。躍動しない。  この本で本当のフランス革命を知ろうではありませんか。
つづく、
近代を知るための必読文献

40年ほども前に感激し、我家で所在不明の本の復刊。さっそく買い求めました。
歴史家ミシュレの手法は自らの出身母体「人民」への情感込めた叙述で、賛否があるようですが、近代を考える上では、必読文献として知られているようですし、読んでも「なるほど」と思われる内容を保証します。
本文は原書の2割程度に訳者によって縮めてありますが、それを感じさせ無い翻訳で読ませます。もっとも、ロベスピエールが倒される最終章は全訳されており、息も継がせぬそのテンポには改めて圧倒されました。
それに、最初に出版された時[世界の名著]の桑原武夫氏の解説が再掲載されてすばらしく、この書籍の位置関係が分り、それにも感心させられます。
エンターテインメント歴史書!!

高名な歴史家によるフランス革命史。抜群に面白い。これを読んだら、鹿島茂によるタレーラン、フーシェ、ナポレオンを扱った『情念戦争』、ナポレオンの悪名高い甥の面目を一新する刺激的評伝『怪帝ナポレオン3世』に向われたし。以上3冊を春休み中に読了した高校生には、無条件で世界史の単位を授けようではないか(?)。
ミシュレはアナール派の祖ともされているが、それ以上に文学的才能が溢れている。フランス革命についての知識がゼロでも読み進められる面白さは、何よりも文章の豊かさのゆえだ。先進歴史学の成果からすれば、本書もいろんな瑕疵があるのかもしれないが、まずは読まれなくては元も子もない。エドマンド・ウィルソンは、その傑作歴史評論『フィンランド駅へ』(みすず書房)の冒頭で、ミシュレの学問的出発とも言うべき「ヴィーコの発見」から始めている。この発端はやがて、「社会変革の系譜」を辿り、レーニンへと流れてゆく。
社会変革の端緒と言えるフランス革命は、変革の時代の申し子たちにとって(マルクス、ミシュレら)、第一に取り上げなければならない事件だった。
マルクスは『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』において「アホで間抜けなナポレオン3世」と罵ったが(この視点は柄谷行人の歴史認識にも無条件に受け入れられている)、鹿島の前著ではこれがひっくり返され、社会改革者の先駆け、現代の社会民主主義に近い思想の持ち主として再評価されている。こうした、様々な解釈を咀嚼し、自ら考え抜くことが歴史という学問のあり方なのだ。歴史は暗記科目ではない。エンタメ学問、それが歴史!!




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